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死別とグリーフに向き合う

2008/02/23 (土)  カテゴリー/ワークショップ

以前こちらのブログでもご紹介した、
東京大学で行われたワークショップに参加してきました。
今日はその感想を書きたいと思います。


「死別とグリーフに向き合う ~他者へのケアとセルフケア~」に参加して・・・

講師は、米国のグリーフ研究では第一人者である〝キャロル・ウォグリン〟教授。
内容は「死別とグリーフ」「グリーフの複雑化」「支援者の燃え尽き(バーンアウト)」
の3部構成でした。

死や喪失に伴うあらゆる反応を「グリーフ」と呼びますが、
その対象は〝人間の死〟だけではなく、
職の喪失や社会的役割の喪失(定年、リストラ、離婚など)、事故などによる体の機能不全、またペットの死・・・といったことも含まれます。

大切な人やペットとの間に育まれた〝愛着〟と、その愛着の途絶がグリーフの主要テーマとなります。
(←〝愛着〟と〝絆〟ってまたニュアンスが変わるのかな?)

私が個人的に興味を持ったのは、支援者側のバーンアウト回避スキルについてでした。
支援者側(医療に携わるものやセラピスト、カウンセラーなど)も、
身体的・感情的・精神的に健康を維持し続ける必要があります。

クライアントの苦悩や悲しみと、最後まで離れずに共に歩んでいく・・・
また、ときに積極的に関わっていくこともあるでしょう。
ただ頑張りすぎて、燃え尽きてしまっては元も子もありませんよね。
共感ももちろん大切ですが、柔軟にかつ臨機応変に対応するという基本をあらためて考えさせられました。

動物関係の仕事で考えてみると、
獣医さんや看護師さん、ペット葬儀に関わるお仕事をしている人、ペットシッターさん。。。
多くの人が支援者としてペットの死と向き合う飼い主さんとかかわるでしょう。

そのとき、どのようなかたちで仕事とプライベートを分けるか、
どういったかたちで同業者と感情を分ち合えるか・・・、
そういったことがバーンアウトやストレス回避のポイントになりそうです。


それから「ペットとの別れ」というのは、社会的には「公認されないグリーフ」といった認識であるという点です。

ペットを失ったときと、親が子供を失ったときの個々が抱く感情や反応は、何も差をつける必要はない当たり前のことですが、
まだまだ社会的には理解されていません。

大切な人を亡くすのも、ペットを亡くして抱く感情も、やりがいのある仕事や積み上げた地位や財産を失ったときに感じるショックも、皆同じくらい個人にとっては辛いものです。

そのときに感じるショックだけでなく、悲しみ、空虚感、罪悪感、自責の念、拒否感・・・
また身体的にも眠れなくなったり、食欲がなくなったり・・・
出口が全く見えないこともあるかもしれません。
不意に亡くしたペットのことを思い出し、涙が溢れることだってごく正常の反応です。

いろんな感情が入り乱れ、行きつ戻りつ・・・
それぞれの人のペースで通常の生活を営んでいくものです。

それらの個々の反応の基準は全くないし、愛着の強さが反映されるわけでもなく・・・
個々に違う、それがノーマル。
病気でもありません。
恥ずかしいことでも、弱いことでも、隠すことでもありません。

「死」や「別れ」と聞くと、言葉だけのイメージはとても暗く重たいもので、多くの人が考えるのも避けたいと思うかもしれません。

以前の私のイメージは、「涙」や「先の見えないトンネル」、「窓のない部屋」でした。

こういったワークショップやセミナーに参加することで、
少しずつ「喪失」に対する意識も変わってきています。
あまり恐がらなくなったというか、普通の人間の反応なんだ、
だから頑張らなくていいんだっていう気持ちが生まれてきたというか・・・。

まとめきれませんが、いつものように自由に述べさせていただきました(笑)

このワークショップに参加された方や、私が書いたコメントで意見があれば遠慮なく書き込んでくださいね。
このテーマには「正解!」という答えはないと思っていますので・・・。

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テーマ : わんことの生活 - ジャンル : ペット

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