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オスカー ~天国への旅立ちを知らせる猫~

2010/03/18 (木)  カテゴリー/ひとりごと(ルー編)

なかなかブログの更新ができずにいるうちに、すっかり春らしくなってきました。

春といえば花粉症! 
マスクが手放なせず、ちょっと憂鬱なこの頃です。

が、気を取り直して、
本日は最近読んで感銘を受けた本のご紹介をさせていただきます。

オスカー―天国への旅立ちを知らせる猫オスカー―天国への旅立ちを知らせる猫
(2010/02)
デイヴィッド ドーサ

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患者さんの死期を察するとベッドに飛び乗り、
その方が亡くなるまで寄り添う猫、オスカー。


現代のおとぎ話のようにも聞こえるこの本の著者は、
米国ロードアイランド州にある,
ステアーハウス看護リハビリテーションセンターに勤務する、
デイヴィッド・ドーサ医師。

重度の認知症を患い,
終末期を迎える高齢者の診察を行うドーサ医師は、
信頼する看護師のメアリから、病院の飼い猫であるオスカーに、
患者さんの死期を予知する能力があるらしいという話を聞いた当初、
まじめに取り合うことはありませんでした。


しかし、本来は人にあまりなつかないオスカーが、
実際に亡くなる患者さんのそばに寄り添う姿を、
繰り返し目の当たりしたドーサ医師は、
「これはたんなる偶然なのだろうか?」という疑問をもち、
その謎を解明するために行動を起こします。


ベッドサイドにいるオスカーに見守られるようにして亡くなった患者さんの遺族に、
当時の話を聞くことにしたのです・・・。


本書においてドーサ医師は、
遺族の方々が体験した多くのエピソードを紹介してくれますが、
亡くなった患者さんだけでなく遺族の方の誰もが、
オスカーの存在によって慰めと癒しを得ていた様子が伺えるのが大変印象的です。


ステアーハウスで母親を看取ったばかりのキャシーは、
ドーサ医師に次のように語ります。


「ドーサ先生、
わたしはオスカーのこと、天使だと思ってます。
さっきまでは母のためにここにいてくれましたけど、
いまはわたしのためにいてくれる。


オスカーがそばにいると、孤独が癒されるの。
うまく説明できないけれど、なんていうか、
いまどうなってるのかわかってるよという感覚を与えてくれる動物っているんですよ。


それに、そういう動物は、ただありのままを受け入れる。
どういうわけかオスカーといると、これはなにもかも自然なことなんだって思えて。
事実そうでしょう?
生命の誕生が奇跡であるのなら、死だって奇跡といえるんじゃない?
そう考えれば、うちの母はついに闘いを終えたんだって、そう思えるんです。
母は、ようやく自由になれたんだって」(pp.48-49)



本書を通して私たちは多くのことを考えさせられます。
人間の尊厳や生と死について・・・。

そして何より、言葉を持たないオスカーが、
ただ静かに死に逝く患者さんのそばにある姿に、
「寄り添う」ことの本質を教えられる思いがします。

我々現代社会に生きる人間が、見失いがちな大切なこと。
オスカーはそれを私たちに示してくれているのかもしれません。


終末期医療に関心のある方やカウンセリングを学ぶ方、
そして動物たちを愛し、彼らから癒しと慰めを得る多くの方々に、
ぜひお勧めしたい一冊です。




今回で私の担当はひとまず終了し、次へバトンタッチします。

ありがとうございました!


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テーマ : 日記 - ジャンル : ペット

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